漣に微笑む風見魚亭のとある一日

海辺の町ジュレット。

漁業と織物産業で有名なこの町には3つの住宅区がある。

 

その中でも町の中心部から遠いために人口が少なく静かな区画が存在する。

 

沢山の緑に恵まれたジャングル地区である。

そんな住宅区の一画にひとつの小さなキッチンが存在した。

「漣に微笑む風見魚亭」である。


ウェナ諸島の小さな漁村出身の吟遊詩人ダンデリオンがオーナーを務めるこのお店、ジャングル地区自体があまり訪れる人がいないこともあり、いつもはせいぜい常連の1~2人が訪れる程度でお客なんて来ないことがいつものこと。

 

それが今日は少し様子が異なるようだった。

 

いったいこれはどうしたことだろう?

突然の忙しさに嬉しい悲鳴をあげるダンデリオンとトカルであった。

*BGM「カジノでブギウギ」(サイトオーナーのDTM作品です)


話を聞いてみると、どうやら新しい冒険者グループの旗揚げパーティのようだった。

(いいねいいね!)

ダンデリオンはいつになく興奮気味になり、お客の話に耳を傾けながら仕事をした。

こんなお店を構えている理由のひとつに冒険者のお客から体験談を聞いたりうわさ話を聞けることがあった。

だから、こんな瞬間に立ち会えるのは願ってもないことだったのだ。

(いつか彼らの物語を僕は書くのかもしれないな…)


ウインドテイルズと名乗るこの冒険者ギルドは非常に個性的な面々の集まりのようだ。

僕と同じようなウェディの詩人や無骨なオーガの傭兵、いくつもの顔をもつという謎の人物にドワーフ族のトレジャーハンターや旅芸人…他にもなんか冒険者!?と思ってしまうようなとんでもない肩書の人間もいたようではあるが…とても面白い。

彼らはいったいどんな物語を描き出すのだろうか。

それを考えるとこの先が楽しみでならないダンデリオンであった。

 

彼らはその後、店の外で今日の記念にと…

記念写真を撮影しどこかへ向かったようだった。

 

それがギルド結成後、初の冒険なのか、今日のところはそれぞれ疲れを癒しに帰ったのかは僕はわからない。

 

またいつか、その後の話が聞けることもあるだろう。

願わくば、この冒険者達が一人も欠けることなく、この店に帰ってきてくれますことを…

そう、僕は歌いながら祈り続けよう。

 


そして…僕もまた、噂を追って短い間の旅に出ることにしよう。

トカル君にはお店のことをまかせっきりで迷惑をかけるけどね…

ダンデリオン記

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【ハカセ】

オンラインは控えめに数多くの世界を渡りあるくファンタジー好き。

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